Jobava London System

d4 openingsystemaggressive

ジョバワ・ロンドン・システム(Jobava London System)は 1.d4 Nf6 2.Nc3 d5 3.Bf4 から生じる。ジョージアのグランドマスター、バードゥル・ジョバワの名を冠したこの布陣は、古典的ロンドンの静かな c3 を早いナイトの c3 に置き換え、堅さと引き換えに速さと攻撃の機会を得る。f4 のビショップと c3 のナイトが連動して c7 と d5 を突き、白はしばしば Qd2、Bh6、あるいは早い e4 の仕掛けで続ける。

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1.2.3.4.5.6.
メインライン
Jobava London System

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メインラインの解説
  1. d4白は d4 と指して中央を確保し、暗いマスのビショップの利きを開ける — ロンドン系の布陣ならどれも同じ初手だ。
  2. Nf6黒はナイトを f6 へ展開する。最も自然な応手であり、e4 を押さえて白に e4 からの理想的なポーンの中央を作らせない。
  3. Nc3この布陣を決定づける一手。古典的ロンドンならここで c3 と指すが、ジョバワの発想は代わりにナイトを展開して手を稼ぎ、d5 と e4 の双方をにらむことにある。
  4. d5黒は d5 で中央の取り分を主張し、ナイトが狙っていたマスを押さえる。これが主要変化であり、最も理にかなった応手だ。
  5. Bf4ロンドンのビショップが f4 へ出る — 決定的に重要なのは、e3 が閉じ込める前にポーンチェーンの外へ出ることだ。ここから c7 と b8-h2 の利きに圧力をかける。
  6. e6黒は e6 と指す。堅実で古典的だが、その難点はクイーンズ・ギャンビット・ディクラインドでおなじみだ。c8 のビショップが自分のポーンの後ろに閉じ込められてしまう。
  7. e3白は e3 と控えめな中央を築く。d4 を支え、f1 のビショップを解放する — f4 のビショップはすでに展開済みなので、閉じ込められる駒はない。
  8. Bd6黒は Bd6 で交換を持ちかけ、白の最良の軽い駒に問いを突きつける。暗いマスのビショップを交換されれば、白の布陣は鋭さの多くを失う。
  9. Bg3白は交換を許さず g3 へかわす。ビショップは c7 への利きを保ち、e3 のポーンの後ろで働き続ける。
  10. O-O黒はキャスリングし、局面が開く前にキングを安全にする。堅実な布陣だが、やや受け身でもある。
  11. Bd3二枚目のビショップが d3 へ展開し、h7 をにらむ。g3 のビショップと来たるべき Qd2 と合わせて、白にはキングサイド攻撃の芽が育っている。
  12. c5黒は c5 と突き返す。定番の解放の仕掛けだ。d4 に挑み、クイーンと c8 のビショップの道を開ける — 主要変化における山場である。
Prié Attack (2...d5 move order)

1.d4 d5 2.Nc3 の手順で到達する同じ布陣で、プリエ・アタックと呼ばれることもある。黒の ...a6 はナイトから b5 を奪う有用な待ちの一手だ。白は標準の布陣を続け、盤上で最も攻撃的なマスである e5 にナイトを据える。

  1. d4白は d4 で開始する。
  2. d5黒は d5 と応じる。中央での直接的な返答だ。
  3. Nc3白は Nc3 と指し、別の手順からジョバワの布陣へ向かう。
  4. Nf6黒は Nf6 と展開し、主要変化へと合流していく。
  5. Bf4ビショップが e3 より先に f4 へ届く — ロンドン系の構造では常にこの順序が正しい。
  6. a6黒は a6 と指す。c3 のナイトから b5 のマスを取り上げる、有用な予防の一手だ。
  7. e3白は e3 と指し、d4 を支えて f1 のビショップの利きを開ける。
  8. e6黒は e6 と指し、堅いがやや受け身な壁を築く。
  9. Nf3白は Nf3 と展開し、e5 を占める準備をする。
  10. c5黒は c5 と突く。d4 に対する定番の反撃だ。
  11. Ne5ナイトが e5 へ跳ぶ — 理想的な拠点であり、c6 と f7 をにらみつつキングサイドでの戦力集中を支える。
  12. Nc6黒は Nc6 と展開してナイトに問いを突きつける。局面は釣り合っているが、双方に指し手の余地が豊富だ。
Critical Line: 3...c5 4.e4!?

本筋の試し。黒は 3...c5 でこの布陣に正面からぶつかり、白は攻撃的な 4.e4 で応じ、局面をこじ開けるためにポーンを差し出す。5.Nb5 のあと、c7 への脅威は本物になる。鋭く両刃の領域であり、そして見返りもある。Stockfish はこの変化の終わりの局面を白におよそ +1.0 と評価する。

  1. d4白は d4 と指す。
  2. Nf6黒は Nf6 と展開して e4 を押さえる。
  3. Nc3白は Nc3 と指す。ジョバワの一手だ。
  4. d5黒は d5 と指して中央を取る。
  5. Bf4ビショップが f4 へ来て c7 をにらむ。
  6. c5黒は c5 でただちに中央を突く — この布陣に対する最も厳しい応手だ。
  7. e4白は e4 と指す!正真正銘のポーン犠牲である。白は d4 を守るのではなく、展開で先んじているうちに局面を切り裂く。
  8. cxd4黒は d4 で取り、挑戦を受けてポーンを一枚得る。
  9. Nb5Nb5!鍵となる一手だ。ナイトと f4 のビショップがともに c7 を突き、黒はただちにこの脅威を処理しなければならない。
  10. e5黒は e5 と指してビショップの利きをふさぎ、ポーンを返して攻めを鎮める。
  11. Bxe5白は e5 で取り、駒数を取り戻す。ビショップはいま中央で活発に働き、c7 とロング・ダイアゴナルをにらんでいる。
  12. Na6黒は Na6 と展開して c7 を守り、キャスリングを準備する。Stockfish はこれをおよそ +1.0 と白に振る — ポーンは返ってくるうえ、白の駒ははるかに活発で、黒はまだキングサイドの窮屈さを解きほぐさねばならない。
Against the King's Indian setup (2...g6)

...g6 によるキングズ・インディアン型の布陣に対して、白には明快できわめて人間的な計画がある。Qd2 から Bh6 と進め、黒キングを守るフィアンケットのビショップを交換してしまうのだ。この交換こそ、多くの指し手がジョバワ・ロンドンを採用する最大の実戦的理由である — 生じる暗いマスの弱みは一局を通じて消えない。

  1. d4白は d4 と指す。
  2. Nf6黒は Nf6 と展開する。
  3. Nc3白は Nc3 と指し、何が来てもジョバワの布陣を使えるようにしておく。
  4. g6黒は g6 と指し、キングズ・インディアン風のフィアンケットへ向かう。
  5. Bf4ビショップは f4 へ — そしてこの時点ですでに h6 を見ていることに注目したい。
  6. Bg7黒は Bg7 とフィアンケットする。このビショップこそキング周辺の暗いマスの主たる守り手だ。
  7. Qd2Qd2 が砲列を装填する。クイーンとビショップがともに h6 へのしかかる。
  8. d5黒は d5 と指し、白が e4 を突く前に中央を閉じる。
  9. Bh6Bh6!白は黒の最重要の守り駒との交換を持ちかける。
  10. O-O黒はキャスリングする。...Bxh6 と交換を拒めば、Qxh6 のあと白に h 列を開け渡してしまう。
  11. Bxg7白は g7 で取り、黒はキングで取り返す。そのキングはいくらか無防備になった。
  12. Kxg7黒キング周辺の暗いマスは恒久的に弱くなった。白は h4-h5 と続けるか、反対側へキャスリングして攻めるかだ — 心地よく、指しやすい局面である。

核心となるアイデア

  • c3 にポーンではなくナイトを置くこと、それがこの布陣のすべてだ。白はより速く展開し、e4 を現実の選択肢として残す。その代償として、古典的ロンドンが備える岩のような形は手放すことになる。
  • 白の暗いマスのビショップが主役である。交換は避けたい — ...Bd6 で問われたら g3 へ引くこと。この駒が c7 を押さえ、キングサイドのあらゆる計画を支えているからだ。
  • 典型的な攻めの構図は、h7 をにらむ Bd3、g3 のビショップ、そして Qd2 である。キャスリング済みのキングに対し、この砲列は古典的ロンドンよりはるかに早く本物の脅威を生む。
  • Nb5 は繰り返し現れる戦術的な狙いだ。c7 が浮けばいつでも、ナイトと f4 のビショップが揃ってそこを突き、黒は受けに手数を割かされる。
  • フィアンケットに対しては、Qd2 から Bh6 と進めて黒の要の守り駒を交換するのが計画だ。g7 のビショップさえ消えれば、黒キング周辺の暗いマスは終局まで弱いまま残る。
  • 黒の主たる均衡策は ...c5 の仕掛けである。落ち着いて迎え撃てばよい。c3 のナイトは b5 へ跳べるし、白の展開の速さがたいてい釣り合いを保ってくれる。